ある日、目覚めると俺達は見知らぬ場所にいた。
見知らぬ人々、見知らぬ建物…。
道行く人に尋ねると、ここは「ゲイムギョウ界」というらしい。
どうやら俺達は、何かのはずみで次元を超えてここに来てしまったようだ…。
一体なぜ…！？皆が困惑する中、アウトロー教師・西園寺輝彦が口を開く。

こうして俺達の華麗な校外学習が始まった…。

イラスト・文：木足利根曽

あても無くふらつく美剣咲夜は、プラネテューヌという場所に来ていた。
目の前を通り過ぎた見知らぬ少女が、白い物体を落とした。
咲夜はそれを拾い上げ、持ち前の爽やかスマイルで彼女に告げた。

圧倒的イケメンオーラ。誰もが振り向くそのオーラにたじろぐ彼女。
「ねぷっ！？きみ、どこから来たの？」
「俺は私立薔薇門高校からやって来た究極イケメン、美剣咲夜。ミツルギューヌって呼んでくれよな。」
ミツルギューヌとネプテューヌ…二人の女神が出会った瞬間だった。

イラスト・文：木足利根曽

鏡蓮児はラステイションという場所に来ていた。
そこで最初に出会ったのは…黒髪の知的な少女だった。

持ち前の洞察力で彼女の知的オーラを察する鏡蓮児。
「あら、あなた…この世界の人間じゃないわね？」
彼女の鋭い問いかけに、鏡蓮児は眼鏡を光らせた。
「それを見抜くとは…ただ者ではないですね。
いかにも、僕は私立薔薇門高校の究極優等生、鏡蓮児。」
「あなたとは近いものを感じるわ。私はラステイションの女神、ノワールよ。」
二人の優等生は日が暮れるまで知的トークに華を咲かせた…。

イラスト・文：木足利根曽

志賀慎吾はルウィーという場所に来ていた。
華やかでありながらどこか寂しげな街並みに、志賀慎吾の心はざわついた。
「…この世界も救いの手が必要…なのか」
そう呟く志賀慎吾の前に、一人の少女が現れた。

「シガリータ？なぜ俺のもう一つの名を…。」
うろたえる志賀慎吾に、少女は微笑んだ。
「なんとなく勘で分かるわ。そう、このルウィーの加護を受けた女神ブランならね。」
「そうか…。俺の名は志賀慎吾、またの名をシガリータ・シンゴリファー。
天空世界ディアハーンを護る魔導士としての使命を課せられているんだ。」
「あなたにも護るものがあるのね。わたし達、分かり合える気がするわ…。」
フィーリングで通じ合った二人は夜まで踊り続けた…。

イラスト・文：木足利根曽

早乙女拓也はリーンボックスという場所に来ていた。
そこで出会ったのは美しく優雅な女神、ベールだった。
「まあ、別の世界からいらっしゃったのですか？
疲れたでしょう。わたくしの部屋で紅茶を召し上がりませんこと？」
そう言われ、拓也はベールの部屋に足を踏み入れた。
「わたくし、紅茶にはこだわりがありますの…」
紅茶を差し出された瞬間、拓也はポケットから何かを取り出しベールの口にShootした。

拓也が取り出したのはカ○リーメイト。紅茶にぴったりの神の食べ物だ。
「お…おいしいですわ！！！！！！」
リーンボックス中に響き渡るベールの叫び。
めくるめく紅茶とカ○リーメイトのハーモニー…
その美しさに酔いしれながら、二人は優雅なティータイムを過ごした。

イラスト・文：木足利根曽